プログラムについて

さていよいよ説明フェーズです。
今まで説明をすっ飛ばしてとりあえずハローワールドをやってきました。
ここからプログラムについて説明していきます。

プログラムとは

本来プログラムというのは予定表のことです。
運動会のプログラムとか○○式のプログラムとかのプログラムです。
複数個の何かしらを順序だてて行うとき、することが列挙されている一覧のことです。

例えばお料理でも予定表(プログラム)を作ることができます。
食べ物買ってきて、洗って、切って、焼いて、盛り付ける、のような感じですね。
コンピューターにおけるプログラムも同じです。

ただし違うのは自分では予定表を作れないことです。
つまりコンピューターは自分では予定を立てられないのです。

例えば小さな子供の初めてのお使いだと思ってください。
親が買ってくるもののメモを書いて子供に持たせますね。
心配して地図やお店でどうしたらいいのかについても書くかもしれません。
こうするのよ、ああするよと事細かに書くかもしれません。
親からすると予定表ですが、子供からすると予定表というよりは指示書、命令書に近くなります。

同じように、自分で何をしたらいいのか考えられないコンピューターに、
プログラマーは、まずこれをしてね、次はこれだよと予定表を渡すのです。
これがコンピューターにおけるプログラムです。
幼い子供と同じようにコンピューターは、自分で予定表を作れないので、
親と同じようにプログラマーは予定表を書いて渡してあげるのです。

例えば1文字数字が書いてあるテキストファイルがあるとします。
今からアイコンを一度クリックするとそのテキストファイルの中身の数字に1足すプログラムを作るとします。
日本語で書くとこうなります。

1	この名前のファイルを開いてください。
2	中に書いてある数字を読んでください。
3	読んだ数字に1足してください。
4	足した数字を先ほど開いたファイルに上書きしてください。
5	ファイルを閉じてください。

こんな感じです。書けたのでこれをコンピューターに渡します。
するとコンピューターはわからないよ!となります。それは日本語だからです。
仕方ありません、今普及してるコンピューターはまだ日本語を理解して一つ一つ実行することがまだできないのです。
そのうちできるようになるといいですね。

でも今はまだ難しいので、プログラマーは仕方なくコンピューターにわかるように、
コンピューターの言葉で予定表を書いてあげる必要があるのです。
つまり、先ほど日本語で書いた予定表をコンピューターの言葉に書き直す必要があるのです。